OBJECTIVE.
理学部物理学科の久間晋准教授が2025年2月にScience Advancesに報告した論文が、英国物理学会(Institute of Physics, IOP)の科学雑誌『Physics World』が選定する「Top 10 Breakthroughs of the Year」の一つに選定されました。
Top 10 Breakthroughs of the Yearは科学としての重要性および貢献度などをもとに、同誌がその年に取り上げた全ての物理分野のニュースから10本のブレークスルーを毎年年末に選定するものです。
【研究概要】
久間准教授らの国際共同研究グループは、極低温での量子現象として知られる超流動を、新たにナノサイズの液体水素分子で実現しました。これまで液体ヘリウムでは超流動が起こることが知られていましたが、本研究はヘリウム「原子」から水素「分子」へと超流動の世界を拡げたことがポイントです。
より詳しい研究内容に関しては、久間准教授が論文発表当時に所属していた理化学研究所のプレスリリースをご覧ください。
【研究概要】
久間准教授らの国際共同研究グループは、極低温での量子現象として知られる超流動を、新たにナノサイズの液体水素分子で実現しました。これまで液体ヘリウムでは超流動が起こることが知られていましたが、本研究はヘリウム「原子」から水素「分子」へと超流動の世界を拡げたことがポイントです。
より詳しい研究内容に関しては、久間准教授が論文発表当時に所属していた理化学研究所のプレスリリースをご覧ください。
「水素分子の超流動の確認に成功 -ナノサイズと分子「こま」の選択が実現の鍵-」理化学研究所のプレスリリース(2025年2月22日掲載)
研究イメージ図
久間晋准教授
論文の情報
- 論文タイトル:Exploring molecular superfluidity in hydrogen clusters
- 雑誌名:Science Advances
- 著者名:Hatsuki Otani1, Susumu Kuma2,*, Shinichi Miura3, Majd Mustafa1, Jeff C. W. Lee1, Pavle Djuricanin1, Takamasa Momose1,* *責任著者
- 著者所属:
- Department of Chemistry, The University of British Columbia, Vancouver, British Columbia V6T 1Z1, Canada
- 立教大学理学部物理学科(発表当時:Atomic, Molecular and Optical Physics Laboratory, RIKEN, Wako, Saitama 351-0198, Japan)
- Faculty of Mathematics and Physics, Kanazawa University, Kakuma, Kanazawa 920-1192, Japan
- Department of Chemistry, The University of British Columbia, Vancouver, British Columbia V6T 1Z1, Canada
- DOI番号:10.1126/sciadv.adu1093